タイ合宿 day9 kings cup elite🥈 u23🥇
朝5:30に起床して6:00にみんなで自走で会場へ向かう。
まだ暗いし、めちゃくちゃ寒かった。
7:00に会場に到着してからはサインしたり、ゼッケンつけてたりぶらぶらしてたらあっという間に出走時間の5分前になってしまったので急いでスタートラインに向かう。
既にみんな並んでいて自分は最後尾。
レースは7km×13周の91kmでコースレイアウトは2km平坦5kmアップダウンという感じで、自分はスプリントになっても勝ち目がないので逃げ切りを狙おうと考えていた。
出走時間の8:00になりスタートするやいなやアタック合戦が始まり、散発的に逃げが発生するも最初はまだ集団が元気なのですぐ捕まり決定的な逃げは決まらなかった。
自分は行きそうな逃げと行けなさそうな逃げを見分けながら1周目を終えた。
決定的な逃げが決まったのは2周目だった。
明らかに集団に疲れがでてきてアタックが起きても集団として追わなくなっていた。
そんなタイミングで、アップダウン区間で数名の逃げが発生し、じわじわと集団との距離を離していく。
メンバーはこの時点では詳しくわからなかったが、チームメイトのビルグン(アジア選手権9位の強い人)とタイの有力チームのポリスチームとエアフォースが乗っているのは見えたので、1周目に色々動いたせいで足はキツかったけどこれに乗れなかったらレースが終わると直感的に感じ、集団から誰も一緒に連れて行きたくなかったので、一気に速度差をつけて集団からアタックをして追走をかける。
逃げ集団は視界に捉えていたので、全力で踏んで1分程で逃げ集団に合流した。
逃げ集団のメンバーは、タイのポリスチームが2人(1 人はよくタイ合宿に来てくれるチュンさんという強い人)、エアフォースが1人(後から聞いた話によると元トレンガヌに所属してたらしい)、シンハーパークチームが1人、チームメイトのビルグンとモンゴル人の中国のコンチネンタルチームに所属してる人、よかわからんチームの外人、自分という構成だった。
逃げが決まってからのアップダウン区間でモンゴル人が鬼引きをしたおかげで自分は最初っから千切れかけたけどなんとか耐えて、平坦区間に差し掛かったところで改めて逃げ集団を見ると外人の方とポリスのチュンさんじゃないほうが千切れていて、逃げ集団は自分含めて6人になっていた。
残ったメンバーはみんな足がある人達だったのでどんどん踏んで、集団との距離を離していき5周経過した地点で集団とのタイムギャップは2分まで開いた。
その分かなりペースが早く、一時間経過した地点でサイコンを見ると平均ワットが280、NPが320となっていて見なければよかったと後悔した。
正直キツくていつ千切れてもおかしくなかったけど、個人的に足が攣らなければどんなに辛くても大丈夫という理論があるのでなんとかついていけた。
逃げ集団はみんな協調していて特に動きもなく淡々と周回数を消費していきラスト一周を迎えた。
アップダウン区間に差し掛かった直後にモンゴル人がアタックをしかけて逃げ集団から抜け出した。
このモンゴル人は明らかに逃げ集団の中で一番強かったし、自分も足がもう残っていなかったので追うことは出来なかった。
モンゴル人がアタックしてから少しして、チームメイトのビルグンがアタックし追走をかける。
自分はチームメイトなので他の選手に引かせて後ろで休み、ビルグンが捕まったタイミングでアタックをしようと考えていた(そのまま逃げきれたら2位だし、捕まったとしてもその間ビルグンを休ませることができるから)
2kmくらいしてビルグンが捕まり、予定通り自分がアタックをすると誰も追ってこなく、ビルグンがうまく逃げ集団を抑えてくれたこともあり、逃げ集団との差が開いていく。
心拍は188まで上がっていてかなりキツかったが、なんとか踏み切ってアップダウン区間を終え、最後の平坦区間に入る。
逃げ集団とは15秒程離れていて、少しの油断も許せない状況だったので、平坦区間も死ぬ気で踏んだ。
苦しすぎて前を見ると心が折れそうだったのでほとんど下を見ていた。
そして残り250m看板を過ぎたところで後ろを見ると、視界には映っているもののもう捕まる心配はない距離感だったので、ほっとしながらゴール。
ゴール後色んな人に祝福されて嬉しかったし、なによりこんなでかい大会でタイナショナルチームに所属してる人が何人もいる中で表彰台に乗れたこと正直驚いた。
表彰式ではeliteでは2位だけど、u23では1位なので2回表彰台にあがり二つのメダルと賞金を受け取った。
初めてのタイのレースだったけど、いい経験ができてよかった。
引き続きタイ合宿がんばろ!